西武鉄道が豊島園駅を改修へ 最寄り遊園地の跡地「ハリポタ」テーマパークに



西武鉄道などは8月18日、英国の小説・映画『ハリー・ポッター』シリーズのテーマパークを2023年前半にオープンすると発表した。今年2020年8月31日限りで閉園する西武グループの遊園地「としまえん」(東京都練馬区)の跡地に整備する。

としまえん跡地に整備される『ハリー・ポッター』のテーマパークのイメージ。【画像:西武鉄道】

テーマパークの名称は「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐メイキング・オブ ハリー・ポッター」。ロンドンの「メイキング・オブ ハリー・ポッター」を運営するワーナー・ブラザーズ・スタジオツアーズや、としまえんの土地を所有する西武鉄道など関係各社が8月18日、施設開発の契約を結んだ。

西武鉄道によると、施設の広さは約3万平方mで、展示スペースの所要時間は約半日。入園チケットの販売は「快適な入場人数」になるよう調整して販売するという。また、テーマパークの関係各社と西武グループ各社は連携し、豊島園駅の改修を含むプロモーションプランを検討するとしている。

現在のとしまえんは94年前の1926年にオープン。翌1927年には、練馬~豊島園間1.0kmを結ぶ現在の西武豊島線が開業し、としまえんへのアクセス向上が図られた。

ホームはかつて2面3線だったが、現在は中央の1線を撤去してホームを統合。8両編成に対応した1面2線のホームになっている。同駅改修のおもな内容は発表されておらず、今後詳細が検討されるとみられる。

西武豊島線の豊島園駅の駅舎。【撮影:草町義和】
豊島園駅のホームはかつて2面3線だったが、中間の線路を撤去してホームを拡幅。現在は1面2線になっている。【撮影:草町義和】