山陽本線・網干~竜野間に新駅「検討したい」たつの市長が意向 かつて仮駅が存在



たつの市長が新駅検討の意向示した揖保町の位置。【画像:国土地理院地図、加工:鉄道プレスネット編集部】

兵庫県たつの市の山本実市長は、山陽本線・網干~竜野間の新駅(たつの市揖保町)を検討する意向を示した。

第4回たつの市議会定例会(9月16日)の一般質問への回答としてまとめられた文書で、山本市長は「揖保町に新駅を設置することについては、中央幹線の交通利便性を生かしたまちづくりにつながると考えており、今後の社会情勢の動向を見極めた上で、検討していきたいと考えています」とし、道路整備とあわせて検討する意向を示した。

たつの市内にはJR西日本の山陽本線と姫新線が通っており、姫新線には本竜野駅など5駅が同市内に設けられている。山陽本線は揖保川の西側に竜野駅(揖保川町)があるものの、川を挟んで東側の揖保町には駅がなく、以前から駅の設置を求める声があった。

現在の山陽本線は1889年、姫路~竜野間が開業。揖保川橋りょうの建設が遅れたことから揖保川の東側に仮駅を設けた。翌1890年には竜野~有年間が延伸開業し、同時に本設の竜野駅が揖保川の西側に設けられた。

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