六甲有馬ロープウェー3月20日から運転再開 スイス製の新型ゴンドラがデビュー



六甲有馬ロープウェーが3月20日に運転を再開し、新しいゴンドラがデビューする。運営団体の神戸すまいまちづくり公社はこれにあわせ、記念品のプレゼントなどを行う。

六甲有馬ロープウェーの新しいゴンドラのイメージ。【画像:神戸すまいまちづくり公社】

記念品は3月20日から22日まで、有馬温泉駅で乗車券を購入した人(先着200人)に配布。また、この期間中は六甲山頂駅で手回しオルゴールの演奏やスイス製の新しいゴンドラにちなんだスイスの風景タペストリー展示などを行う。

六甲有馬ロープウェイーは、表六甲(六甲ケーブルの六甲山上駅付近)~六甲山頂間を結ぶ表六甲線と、六甲山頂~有馬温泉間の裏六甲線で構成される神戸市内のロープウェイ。このうち表六甲線は2004年から休止中で、現在は裏六甲線のみ運行している。

裏六甲線は1970年7月に開業。1993年2月から2代目ゴンドラが使われてきた。施設の更新工事のため今年2020年1月13日限りで休止し、3月20日の9時30分から運転を再開する予定だ。同時にスイス・CWA社製の新しい3代目ゴンドラがデビューする。

これにあわせ、上りと下りそれぞれのゴンドラ内で専用のBGMを放送。「鳥のさえずりや風の音など、自然の音を楽しむことを大切にしつつ、息を飲む景色を目にしたときには音楽が聞こえてくるような、心地よいゴンドラ内を創出」(神戸すまいまちづくり公社)するという。

再開に先立つ3月19日には市民向けの試乗会が行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止になった。

新ゴンドラ内のイメージ。【画像:神戸観光局】
六甲有馬ロープウェー(裏六甲線)の縦断面図。【画像:神戸観光局】
六甲有馬ロープウェーのロゴマークデザイン。【画像:神戸観光局】