東武鉄道の春日部駅ホーム「初移転」高架化工事で東口側にスライド



東武鉄道は5月12日、伊勢崎線(東武スカイツリーライン)の新しいホームの使用を開始する。連続立体交差事業による高架化工事の一環で、この工事によるホームの移転は初めて。

東武鉄道の春日部駅付近。【撮影:草町義和】

新しいホームは北千住・浅草・押上方面の1・2番線。現在の1番線ホームより東口側に設けられ、5月12日の始発列車から使用を開始する。これに伴い現在の1番線ホームは5月11日の終列車をもって閉鎖。各連絡通路からの経路も変わる。

春日部駅の新しい1・2番線ホーム(右)。【画像:埼玉県】
5月11日限りで閉鎖される現在の1番線ホーム。【撮影:草町義和】
5月12日始発列車以降の春日部駅のホームと移動経路。【画像:東武鉄道】

春日部駅の高架化工事はまず、伊勢崎線と野田線(東武アーバンパークライン)のホームを東口側にスライドさせる形で順次移転。それにより空いた敷地に野田線と伊勢崎線の高架橋を順次建設してホームを高架上に移す計画だ。都市計画上の事業施行期間は2031年度までの予定。

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