京急電鉄が「農産物輸送」実証実験 三浦半島の農園から上大岡まで貨客混載



京急電鉄は3月19日、三浦半島(神奈川県)で生産された野菜を京急線の列車で運ぶ、貨客混載の実証実験を行うと発表した。

貨客混載の実証実験を行う京急電鉄の列車のイメージ。【画像:京急電鉄】

河田農園(神奈川県三浦市)のキャベツやブロッコリーなどを、自動車で京急久里浜線の終点・三崎口駅まで輸送。10時26分発の京成高砂行き快速に積み込む。11時04分着の上大岡駅(横浜市港南区)で荷下ろし後、京急ストアが京急百貨店1階改札口前特設会場で販売する。販売時間は11~18時の予定だが、売り切れ次第販売を終了。実証実験以外の野菜も販売する。実施日は3月23・26日の計2日。

今回の実証実験は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で人や物の流れが大きく変化するなか、改めて三浦野菜のPRを行うのが目的。比較的混雑の少ない時間帯の車両スペースを活用する。

河田農園のキャベツ畑。【画像:京急電鉄】

京急電鉄によると、同社グループはこれまでにも、京急川崎駅のホームや停車している車両で三浦野菜などを販売する「京急うらりマルシェ号」や、京急ストア店舗内に三浦市産農産物直売「三浦野菜。byうらりマルシェ」売り場を開設するなど,沿線の貴重な資源である三浦野菜のPRを行ってきたという。

《関東鉄道》
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