JR東日本の横浜支社と京浜急行電鉄(京急電鉄)は2月25日、神奈川県の観光流動の創出に共同で取り組むと発表した。「JR&KEIKYU ふらっと列車旅(とれいん)」と題し、横須賀エリアと京浜臨海エリアをテーマにした観光プロモーションを展開する。
第1弾は3月1日から31日まで横須賀エリアで展開。横須賀市と連携し、鉄道媒体を利用して首都圏を中心とした駅や車内でのプロモーションを行う。また、横須賀市のヨコスカネイビーバーガー認定店舗を含む同市内23店舗で飲食した人にオリジナルデザインのコースターを配布(先着1万人)。横須賀市の観光情報サイトでもオリジナルデザインのスマホ壁紙をダウンロードできるようにする。
第2弾の京浜臨海エリアは4月1日から6月30日の予定。詳細は明らかにされていないが、JR東日本と京急電鉄は「川崎・横浜をはじめとする『京浜臨海エリア』の産業観光施設等のコンテンツを中心に、子供から大人まで『学ぶ・楽しむ』をコンセプトとして沿線地域の魅力ある豊かな観光資源を紹介するキャンペーンを実施予定」としている。
JR東日本と京急電鉄は、この取り組みを「コロナ禍において落ち込んだ観光流動の創出と豊かな観光資源のある沿線地域の活性化を目的に、競合する両社の垣根を超えた共同プロモーション」と位置付けており、競合するJR横須賀線と京急線の電車を描いたロゴマークも作成した。