JR九州のタッチ決済「大分エリア16駅追加」対応ブランドも拡大



JR九州は11月13日、クレジットカードなどのタッチ決済を活用した乗車サービスの実証実験について、利用できる駅を16駅追加すると発表した。これにより同社のタッチ決済対応駅は合計84駅になる。

新たにタッチ決済乗車サービスの対応駅に加わる久大本線の由布院駅。【撮影:鉄道プレスネット】

新たにタッチ決済に対応するのは大分エリア。日豊本線・別府~大分の各駅と久大本線・由布院~大分の各駅でタッチ決済を利用できるようになる。福岡エリアや鹿児島エリアとまたいで利用することはできない。タッチ決済の対応ブランドも拡大。MastercardとDiners Club、Discover、銀聯が新たに利用できるようになる。

新たにタッチ決済を利用できるようになる駅。【画像:JR九州・三井住友カード・JCB・日本信号・QUADRAC】

タッチ決済対応駅の追加と対応ブランドの拡大は11月20日から。JR九州などは「本実証実験を通して、引き続き、日常利用・訪日外国人を含む来街者の利便性の向上やサービスの効果について、検証を進めてまいります」としている。

JR九州は2022年7月からタッチ決済乗車サービスの実証実験を開始。当初は福岡エリアの5駅だったが、昨年2023年には福岡エリアの対応駅を追加したほか、鹿児島エリアでも実証実験を開始した。

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