JR九州「タッチ決済」指宿枕崎線でも実証実験 福岡エリアとのまたがり利用は?



JR九州などは9月12日、指宿枕崎線(鹿児島県)の一部区間でタッチ決済の実証実験を実施すると発表した。期間は10月4日から来年2024年3月31日までの予定。

タッチ決済の実証実験が行われる指宿枕崎線。【画像:キューティー吉本/写真AC】

指宿枕崎線・鹿児島中央~指宿の18駅に、タッチ決済に対応した専用端末やポール型専用端末、自動改札機を設置。鹿児島中央駅と谷山駅を除く各駅は専用端末かポール型専用端末のみ設置される。改札の入場時と出場時に、タッチ決済に対応したクレジットカードなどを専用端末や自動改札機にかざすことで列車を利用できる。対応ブランドはVisa・JCB・American Express。

タッチ決済の実証実験が行われる区間。【画像:JR九州】

指宿枕崎線の指宿~枕崎は実証実験の範囲外。鹿児島中央駅は範囲内だが、新幹線乗換口はタッチ決済を利用できない。また、福岡エリアと指宿枕崎線の実証実験区間をまたがってタッチ決済で利用することもできない。

JR九州は2022年7月、JR旅客6社で初めてタッチ決済の実証実験を開始。現在は福岡エリアの鹿児島本線・門司港~久留米と香椎線(一部)の合計50駅でタッチ決済を利用できる。

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