阪急電鉄PRiVACE「大幅拡大」京都線の座席指定サービス、車両増備で



阪急電鉄は3月7日、京都線の座席指定サービス「PRiVACE(プライベース)」の運行本数を3月25日から大幅に拡大すると発表した。

PRiVACE車を連結した2300系。【撮影:鉄道プレスネット】

PRiVACEのサービスを提供している列車の運行本数は現在、1日あたりで平日78本、休日81本。1時間あたり2~3本運行している。3月25日からは、平日が26本増の104本に。休日は30本増の111本になり、1時間あたりでは3~4本になる。PRiVACE車を連結した列車は増えるが、ダイヤの変更はない。

大阪梅田駅のPRiVACE設定列車の発車時刻(平日)。【画像:阪急電鉄】
京都河原町駅のPRiVACE設定列車の発車時刻(平日)。【画像:阪急電鉄】

PRiVACEは阪急電鉄が昨年2024年7月から始めた座席指定サービス。新型車両の2300系電車にPRiVACE専用車両を連結し、既存の9300系電車にも専用車両を新造して組み込んでいる。

2300系の編成に組み込まれたPRiVACE車。【撮影:鉄道プレスネット】
PRiVACE車の車内。【撮影:鉄道プレスネット】

阪急電鉄によると、京都線では特急系車両の2300系と9300系を1日あたり10編成で運行。このうち5編成にPRiVACE車を連結している。このほど、PRiVACE車を連結した2300系を2編成増備。これによりPRiVACEサービスを提供する列車が大幅に拡大する。今年2025年中には特急系車両の10編成全てにPRiVACE車を設定し、1時間あたり4~6本の頻度で運行する予定という。

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