青森駅の新駅舎・自由通路が3月27日から使用開始 現駅舎は4月から解体へ



青森駅の新駅舎と東西自由通路が3月27日から使用開始されることが決まった。前日の26日10時から青森市が主催する完成式典が行われ、青森県やJR東日本の関係者などが出席。保育園児によるハンドベル演奏や渡り初めなどが行われる。

青森駅の新しい駅舎と自由通路のイメージ。【画像:青森市】

青森市が2月12日、発表した。新駅舎は現在の駅舎と1~6番線ホームのあいだに入り込む形で設置され、ホームと新駅舎はエレベーターとエスカレーターで結ばれる。ただし5・6番線ホームのエスカレーターは2021年度の使用開始予定。

東西自由通路は24時間通行可能。幅約6m、長さ約170mで、東口~新駅舎~西口を結ぶ。通路内には展示施設を設ける。エレベーターとエスカレーターはそれぞれ2基設置されるが、東口エスカレーター1基は2021年度の使用開始予定だ。新駅舎と東口は当面のあいだ、仮設の通路で結ばれる。

新駅舎と自由通路の位置。【画像:青森市】

東西自由通路は3月27日の5時から使用開始し、続いて5時20分から新駅舎の使用も開始される。今後は4月から現在の駅舎を解体する計画。西口駅前広場は9月から工事に着手し、2022年度に完成の予定だ。

4月から解体される青森駅の東口駅舎。【画像:PhotoNetwork/写真AC】

現在の青森駅の東口駅舎は1959年に完成。老朽化のため新駅舎を整備し、同時に駅の東西を結ぶ自由通路の整備も計画された。JR東日本と青森県、青森市は2018年7月に工事施行協定を締結して着工した。