日立などパナマ運河横断モノレールのモノレール納入を正式受注 韓国企業連合と契約締結

日立製作所と三菱商事は10月30日、パナマメトロ3号線へのモノレールシステムの納入について、ヒョンデ建設などで構成される韓国企業連合と契約を締結したと発表した。受注額は約920億円。

パナマメトロ3号線に導入されるモノレールのイメージ。【画像:日立製作所・三菱商事】

日立製作所・日立レールSTS・三菱商事の3社は2018年、パナマメトロ公社とモノレールシステムの納入に関する基本合意書を締結。日立製作所と三菱商事は、土木も含め3号線のプロジェクト全体を取りまとめる主契約者が決まり次第、主契約者と契約を締結する予定としていた。韓国企業連合は今年2020年2月、3号線の建設を落札して主契約者になっている。

日立製作所は168両28編成のモノレール車両を製造して納入。日立レールSTSは信号・通信・変電システムを納入する。円借款が国際協力機構(JICA)から供与され、貸付資金は土木工事とモノレールシステムの調達などに充当される。

パナマメトロ3号線は、パナマの首都パナマシティの中心部と、近年開発の進んでいる西側地区を結ぶモノレール線の計画。全長約25kmで合計14駅が設けられる。パナマ運河を横断する橋りょう(モノレール・自動車道の併用橋)で運河の東西を結ぶ。2025年中頃の開業が予定されている。

パナマメトロ3号線のルート。パナマ運河(右)を横断してパナマシティの中心部と西側地区を結ぶ。【画像:日立製作所・三菱商事】

日立製作所と三菱商事によると、パナマでは慢性的な交通渋滞などが課題になっており、3号線の開業で道路交通の混雑緩和と環境負荷低減が図られる。年間数十万人の利用が見込まれており、同線の工事中は約800人の現地雇用の創出が見込まれるという。

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