旧「日本食堂」のNREが合併、「JR東日本フーズ」に かつて国鉄の食堂車を営業



JR東日本は12月11日、グループ会社の日本レストランエンタプライズ(NRE)とジェイアール東日本フードビジネスを合併すると発表した。

NREは日本食堂として設立され、かつては国鉄の食堂車の営業などを行っていた。写真は京都鉄道博物館で保存・展示されている食堂車のスシ28形(スシ28 301)。【撮影:草町義和】

存続会社は日本レストランエンタプライズとし、2020年4月1日付けで合併の予定。合併後の社名は「JR東日本フーズ」に変わる。

JR東日本はこの合併について「当社の最大の経営資源である駅の価値最大化をめざす取組み」としている。

NREは戦前の1938年に「日本食堂」として設立。全国で国鉄の食堂車や主要駅の食堂を営業していた。

1987年の国鉄分割民営化後、日本食堂もJR旅客各社のエリアごとに分割され、日本食堂本体はJR東日本のグループ会社に。1998年に現在の社名に変わった。現在は駅構内での駅弁販売や駅そば店の営業などを行っている。