水郡線の全線再開が数カ月前倒しへ 2019年の台風で袋田~常陸大子間が運休中



JR東日本の水戸支社は11月20日、水害で一部区間を運休している水郡線について、再開予定時期を前倒しすると発表した。当初の予定より数カ月ほど前倒しされる。

水郡線・袋田~常陸大子間で進む橋りょうの復旧工事。【画像:JR東日本】

水郡線は水戸~郡山間(茨城県・福島県)137.5kmと上菅谷~常陸太田間(茨城県)9.5kmの支線で構成される鉄道路線。昨年2019年10月に発生した台風19号の影響で、橋りょうが流出するなどの被害が発生した。

現在も橋りょうが流出した袋田~常陸大子間が運休中。復旧工事は橋脚・橋台の設置が完了し、現在は12月から始まる予定の橋桁の架設に無けた準備作業が行われている。水戸支社によると、全線再開は来年2021年夏の予定だったが、復旧工事が順調に進ちょくしているとして運転再開時期の前倒しを決定。2021年3月末までの再開を目指すとしている。