東京都区部の連続立体交差事業検討業務 実現性を検証、都市再生機構が入札公告



都市再生機構(UR)の東日本都市再生本部はこのほど、2020年度の東京都区部での連続立体交差事業(連立事業)の検討業務について、簡易公募型競争入札方式による手続きの開始を公告した。対象地区における連立事業の実現性を検討する。

連立事業による高架化工事が進められていた頃の京成押上線・京成曳舟駅。【撮影:草町義和】

公告日は6月19日。業務内容は、対象地区において既存の鉄道施設や構造物、地形的な条件、都市計画などを既存資料に基づき調査し、構造形式(高架化や地下化)の比較や断面略図の作成、障害となる事項の抽出、踏切解消の見込みなど、連立事業の実現性の可否について検証を行う。概算費用と事業期間、既存都市計画との整合性についても検証を行う。

調査対象地区は、競争参加希望者に対し交付する仕様書に記載される。参加表明書は7月6日、入札書は8月6日まで受け付け、8月7日に開札される予定だ。履行期間は契約締結日の翌日から来年2021年3月19日まで。