西武鉄道の社長に近江鉄道の喜多村社長が就任



西武鉄道は2月27日、代表取締役社長・社長執行役員に近江鉄道(滋賀県)の喜多村樹美男社長を充てる人事を発表した。

西武鉄道の電車。【撮影:草町義和】

異動は4月1日付け。社務統括やコンプライアンス部、監査・内部統制部を担当する。西武鉄道の親会社である西武ホールディングス(西武HD)が6月に開催予定の定時株主総会日付けで、西武HDの取締役にも就任する。

喜多村氏は京都市出身。1984年に早稲田大学政経学部を卒業して西武鉄道に入社した。2010年から西武ホールディングスの取締役に。2015年、近江鉄道の社長に就任した。

近江鉄道の社長には、西武鉄道の取締役・常務執行役員で鉄道本部長と計画管理部長を兼任する飯田則昭氏が4月1日付けで就任する。早稲田大学法学部を卒業し、1984年に西武鉄道入社した。

近江鉄道は戦時中の1943年、武蔵野鉄道(現在の西武鉄道)などの実質的な持株会社だった箱根土地(のちのコクド)の傘下に。2016年、西武鉄道の完全子会社になった。