「もとカナダ国鉄」CNも米国KCS買収に名乗り CPに対抗へ



CNのディーゼル機関車。【画像:Trougnouf/CC BY-SA 4.0、加工:鉄道プレスネット編集部/CC BY-SA 4.0】

カナディアン・ナショナル鉄道(CN)は4月20日、米国のカンザス・シティ・サザン鉄道(KCS)を総額337億ドル(約3兆6438億7990万円)で買収する案を発表した。カナディアン・パシフィック鉄道(CP)との買収合戦に発展する可能性がある。

CNとCPはカナダの大陸横断鉄道を運営し、競合関係にある。このうちCNは前身がカナダ国鉄で1995年に民営化。1998年には米国のイリノイ・セントラル鉄道を傘下に収め、カナダからメキシコ湾に抜ける貨物鉄道ルートを確保した。

一方でCPも今年2021年3月、総額250億ドル(約2兆7026億5000万円)の合併契約をKCSと締結。KCSはミズーリ州の農場とメキシコ湾を結ぶ貨物鉄道ネットワークを運営しており、CPとKCSが統合されればCNと同様、カナダとメキシコ湾を結ぶ貨物鉄道ネットワークを確保できる。CNのKCS買収案は、これに対抗したものといえる。

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