カナダの鉄道会社が米会社を買収 カナダ~米国~メキシコ結ぶ鉄道網を構築



カナディアン・パシフィック鉄道(CP)とカンザス・シティ・サザン鉄道(KCS)は3月21日、合併契約を締結したと発表した。CPがKCSを約250億ドル(約2兆7222億5000万円)で買収する。

CPの貨物列車。【画像:Jondolar Schnurr/Pixabay】

CPはカナダと米国北部で北米大陸を横断する貨物鉄道を運営。KCSは米国中西部のミズーリ州からメキシコにかけ貨物鉄道ネットワークを持ち、ミズーリの農場とメキシコの港湾部を結んでいる。

CP(赤)とKCS(青)のネットワーク。【画像:カナディアン・パシフィック鉄道】

両社のネットワークはミズーリ州西部の都市カンザスシティで接続しており、合併後のCPはカナダ・米国・メキシコの3カ国にまたがる貨物鉄道ネットワークを運営することになる。