米国北東回廊のボストン~ニューヨーク~ワシントンDCを結ぶ高速列車「アセラ」の新型車両が当初の予定より大幅に遅れて運行を開始する。「アセラ」を運行する全米鉄道旅客公社(アムトラック)は8月7日、運行開始日を8月28日に決めたと発表した。

新型車両はアルストムの高速車両ブランド「アヴェリア」のうち、「アセラ」向けに製造された高速車両「アヴェリア・リバティ」。アムトラックは新型車両の名称を「ネクストジェン・アセラ」とし、8月28日から5編成の運用を始める。2027年までに28編成を順次導入する計画だ。
「ネクストジェン・アセラ」は動力集中式で1編成11両。機関車2両と客車9両で構成される。最高速度は約257km/h。座席数は「アセラ」の従来車両(1編成8両)に比べ27%増える。




2020年に最初の編成が完成し、2022年初頭には営業運行を開始する予定だった。しかし試験の遅れや米国連邦鉄道局(FRA)の定める要件を満たしていないなどの問題が噴出。営業運行の開始が大幅に遅れることになった。
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