上越新幹線「インド人が運転」ムンバイ~アーメダバード高速鉄道の運転士技能講習



JR東日本は7月29日、インド高速鉄道公社の研修員を対象にした「技能講習」を8月下旬から実施すると発表した。インドのムンバイ~アーメダバードで工事が進む高速鉄道の運転士を育成する取り組みの一環。公社の研修員が実際に上越新幹線の列車を運転する。

上越新幹線の列車「とき」。【撮影:草町義和】

JR東日本グループは1月から、国際協力機構(JICA)が実施するムンバイ~アーメダバード高速鉄道の運転士育成に協力。現在はJR東日本総合研修センター(福島県白河市)で学科講習を実施しており、インド高速鉄道公社の16人が研修員として参加している。16人はインド国内の鉄道運転士経験者。日本国内で鉄道の運転業務に従事する際に必要な適性検査にも合格している。

学科講習中の研修員。【画像:JR東日本】

今後は7月末に学科講習修了試験を実施。これに合格した研修員が8月21日から来年2026年1月末まで実施する技能講習に進む。技能講習では、おもに上越新幹線の東京~新潟で運転操縦の訓練を実施。実際に列車を運転することで高速鉄道の運転士として必要な技量を習得する。通常の運転士研修と同様、指導担当の運転士が常時同行。訓練中に輸送障害などが発生した場合は指導担当の運転士が対応する。

ムンバイ~アーメダバード高速鉄道は全長約500kmで所要時間は約2時間の計画。インド初の高速鉄道の建設プロジェクトだ。日本・インド両国政府の協力のもと、インド高速鉄道公社が中心となってプロジェクトが進められている。

ムンバイ~アーメダバード高速鉄道のルート。【画像:JICA/JR東日本】

現地メディア『インディアン・エクスプレス』が今年2025年7月29日に報じたところによると、グジャラート州区間のヴァピ~サバルマティが2027年12月までに完成する予定。2029年12月までにはすべて完成する予定という。

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