能登半島地震の影響で橋梁が損傷するなどの被害が発生し、現在も一部区間を運休している黒部峡谷鉄道(富山県)は6月27日、復旧計画の進捗状況を発表した。

地震で損傷した鐘釣橋がある東鐘釣山周辺では、作業用通路を整備したほか、モノレールやヘリ荷受台などの仮設備を設置。2カ所で岩塊を除去した。欅平駅がある地域では作業用足場を復旧した。
4月に確認した雪崩などの影響は、鐘釣駅の上流部分では周辺斜面の養生が完了。工事に向け現地調査を実施している。欅平駅の上流部分は前年に設置していた作業用足場の崩落が一部あったが、それ以外の影響はなかった。
黒部峡谷鉄道によると、各地区で工事を再開して順調に推移しており、従来の目標通り来年2026年中の工事完了を目指すという。再開時期は明らかにしていない。

黒部峡谷鉄道は宇奈月~欅平20.1kmの鉄道路線を運営。黒部川のダム・発電所の資材輸送に加え、観光トロッコ列車を運行している。2024年1月に発生した能登半島地震の影響で猫又~鐘釣にある鐘釣橋が損傷。現在も猫又~欅平の8.3kmを運休している。
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