茨城県笠間市の道の駅「重点道の駅」に 2021年秋オープン、駅長の前職はJR東日本



茨城県中部の笠間市が計画している「道の駅 笠間」(仮称)が、国土交通省により「重点道の駅」に選定された。2021年秋のオープンを目指して準備が進められている。

「道の駅 笠間」のイメージ。【画像:笠間市】

道の駅 笠間は、笠間市の手越・平町地内に設けられる道の駅。近くには国道355号とJR水戸線・宍戸~笠間間の線路がある。施設は茨城県産の木材を多用して整備し、直売所では地元農産品を販売するという。

笠間市は道の駅の整備にあたり、道の駅と鉄道駅を結ぶ周遊バスの運行や自動運転バスの運行、交通機関を一体的に予約できるMaaS(マース)技術の導入などを提案。これを受けて国土交通省は今年2020年1月、交付金などの重点配分によって道の駅の企画を応援する重点道の駅の候補として道の駅 笠間を選定し、3月に選定証を笠間市長に授与した。

笠間市は2018年、道の駅の駅長を一般から募集。JR東日本で企画事業に従事していた伊澤清実さんが今年2020年4月に駅長に就任した。当初は2020年8月のオープンを予定していたが、各種業務の修正などで事業に進ちょくに遅れが生じ、2021年秋頃のオープン予定に変更された。