東京港・竹芝船着場6月19日から使用開始 JR東日本が整備、「羽田空港アクセス船」も



JR東日本が東京港の竹芝地区に整備した船着場(ウォーターズ竹芝前)を発着する定期航路船の運航が、6月19日から始まる。翌7月からは、竹芝と東京国際空港(羽田空港)を結ぶ「羽田空港アクセス船」の実証実験も始まる予定だ。

「羽田空港アクセス船」で使われるリムジンボート。【画像:竹芝エリアマネジメント】

まず6月19日、東京都観光汽船と観光汽船興業が竹芝と浅草、豊洲を結ぶ水上バスの運航を開始。6月21日からは、東京都公園協会が竹芝や浅草、両国、お台場、葛西などを周回する水上バスを運航する。

「羽田空港アクセス船」の実証実験は7月13日から。観光汽船興業が定員11人のリムジンボートを使用して貸切運航を行う。リムジンポートとタクシーを組み合わせて竹芝~羽田空港間を結ぶベーシックプラン(3万1900円から)と、リムジンボートとハイヤー送迎(英語対応)、手荷物運搬サービスをセットにして、ホテルなどから羽田空港まですべての移動をセットにしたトータルサポートプラン(5万円から)の2プランが提供される。

JR東日本は竹芝地区の北側に劇場やホテル、オフィスなどで構成される複合施設「WATERS takeshiba」(ウォーターズ竹芝)の整備を進めており、6月17日に第1期オープンの予定。一般社団法人の竹芝エリアマネジメントが、ウォーターズ竹芝の脇にある汐留川の占用許可を受け、JR東日本が船着場と干潟の整備を行った。

水上バスのデッキから見たレインボーブリッジ。【撮影:草町義和】
竹芝に設けられる船着場の位置。【画像:竹芝エリアマネジメント】
「羽田空港アクセス船」の運航ルート。【画像:竹芝エリアマネジメント】