高速船「ビートル」による九州~韓国の国際航路を運航しているJR九州高速船は8月21日、「ビートル国内線特別便」を9月19~21日の4連休(シルバーウィーク)に運航すると発表した。世界遺産に登録されている沖ノ島の周遊航路や、博多と西九州を結ぶ航路を運航する。
各航路の運航日は、博多~沖ノ島周遊コース約77kmが9月19・22日。博多~呼子航路の約53kmと呼子~平戸航路の約46kmは9月20・21日。所要時間は沖ノ島周遊コースが2時間40分で、博多~呼子航路は50分、呼子~平戸航路は45分になる。沖ノ島周遊コースは同島には上陸できず、島の周囲約2kmを遊覧して博多港に戻る。
各コース・航路のスケジュールは次の通り。
●博多~沖ノ島周遊コース
午前便:9時30分発→12時10分着
午後便:13時30分発→16時10分着
●博多~呼子航路
博多8時30分発→呼子9時20分着
呼子16時10分発→博多17時00分着
●呼子~平戸航路
呼子9時35分発→平戸10時20分着
平戸15時10分発→呼子15時55分着
いずれも高速船の「ビートル2世」(定員191人、航海速力約43ノット)を使用。利用に際しては、JR九州などが発売する旅行商品(GO TO トラベル事業支援対象商品)を購入する必要がある。
JR九州高速船は九州の福岡(博多)と韓国のプサンを高速船「ビートル」で結ぶ国際航路を運航。今年7月には新型高速船「クイーン・ビートル」が就航する予定だった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月9日から全便を運休。「クイーン・ビートル」は4月に進水したが、就航は延期されている。