小田急ロマンスカーの「オンライン講座」 運転台から生中継、家にいながら参加可能



小田急電鉄は5月5日、同社が運行している特急ロマンスカーのオンライン講座を開催する。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため外出を自粛している親子向けの課外授業。自宅から参加することができる。

運転台からの生中継が行われる小田急の特急ロマンスカー60000形「MSE」。【画像:小田急電鉄】

東京地下鉄(東京メトロ)千代田線やJR東海の御殿場線にも乗り入れている特急ロマンスカー60000形電車「MSE」の運転台にカメラを設置して生中継し、運転台の機器などについて現役の運転士や車掌が解説する。さらに海老名駅の駅長も加わって、小田急電鉄に関するクイズを出題する。

開催日時は5月5日の10時から15時まで。幼児・小学生とその家族が参加できる。参加に際してはガイアックスが運営するウェブサイト「TABICA」でユーザー登録したうえで申し込む必要がある。参加費用は無料だが、ネット環境に伴う通信費は自己負担となる。募集人数は3500人。

ロマンスカーの車両は「MSE」のほかにも70000形「GSE」などがあるが、小田急電鉄は「MSEの愛称は、マルチ・スーパー・エクスプレスの意味を持ち、『お子さまが、将来マルチに活躍されること』を願って車両選定しました」としている。同社がオンライン生中継で子供向けにメッセージを発信するのは初めてという。

小田急電鉄のロマンスカーは、東京都心と箱根・江の島方面を結ぶ特急列車。新型コロナウイルスの影響を受け、ゴールデンウィーク期間のうち5月2~6日の5日間は運休することが決まっている。

小田急の特急ロマンスカー「GSE」。【撮影:草町義和】