鹿児島本線と日豊本線「自動運転」本格導入 数年後には運転士乗務しない方式も



JR九州は11月27日、鹿児島本線と日豊本線に自動運転を本格導入すると発表した。運転士が乗務する方式の自動運転だが、数年後には自動運転を導入済みの香椎線と同様、運転士が乗務しない方式の自動運転も導入する。

自動運転の対象車両になる813系。【画像:Ys_Rail_Photo/写真AC】

まず12月1日、普通列車用の813系電車と817系電車を対象に、鹿児島本線・門司港~荒尾と日豊本線・小倉~宇佐で自動運転を本格導入する。鉄道としての自動運転レベルはGoA2。運転士が列車の先頭部に乗務してドア開閉と列車起動、緊急停止の操作のみ行い、それ以外は自動運転で走る。

続いて2027年末までに、813系を対象に鹿児島本線・門司港~小倉と日豊本線・小倉~宇佐でレベルGoA2.5の自動運転の導入を目指す。GoA2.5は運転士の資格を持たない車掌が列車の先頭部に乗務して緊急停止操作のみ行い、それ以外は自動運転で走行する。

JR九州は労働人口の減少を背景に自動運転の導入推進を掲げている。2020年12月、香椎線でGoA2.5の自動運転の実証運転を開始。3年3カ月後の2024年3月に本格導入した。鹿児島本線では2023年3月にGoA2自動運転の走行試験を開始。2024年3月からは実証運転を行っている。

GoA2.5の自動運転が導入された香椎線。【画像:ニッキーミナージュ/写真AC】

JR九州によると、2024年3月に導入したGoA2.5自動運転技術を基にしたGoA2自動運転技術を、同時期から始めたGoA2の実証運転で確認。この技術をGoA2.5の自動運転にフィードバックすることで地上設備投資の最小化を実現した。また、自動運転を行うための装置を「自動列車運転支援装置」と位置付けることで走行実績蓄積と機能向上の迅速化を図り、GoA2.5導入までの期間を短縮するという。

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