JR東日本の臨時列車、5月はすべて運休 6月中の臨時列車も指定席発売を見合わせ



JR東日本は4月14日、新型コロナウイルス感染症の拡大による利用者の減少を受け、これまで指定席の発売を見合わせていた5月中の臨時列車をすべて運休すると発表した。6月中に運転予定の臨時列車も、指定席の発売を見合わせる。

JR東日本の在来線特急「いなほ」。【撮影:草町義和】

同社によると、運休する5月中の臨時列車は新幹線が923本。在来線の特急・快速列車も340本が運休する。

JR東日本は3月27日、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う利用者の減少などを受け、ゴールデンウィーク期間(5月1~6日)に運転する予定だった臨時列車の指定席発売を当面見合わせると発表。4月3日には5月7~31日の臨時列車の指定席発売も見合わせることを発表していた。

JR東日本が6月1~30日に運転する予定だった臨時列車(新幹線481本、在来線の特急・快速列車や観光列車など678本)も、指定席の発売を見合わせることが4月14日に発表された。JR東日本は事態の推移やご利用動向を踏まえて発売の開始を判断するとしており、臨時列車の運転自体を取りやめる場合もあるという。

5月末までの営業休止がすでに決定している新幹線の最上級席「グランクラス」は、定期・臨時問わず6月分の発売を見合わせる。