南海電鉄は12月1日、タッチ決済の対応駅を拡大する。これにあわせて「タッチ決済1日上限割サービス」の実証実験を実施。タッチ決済で南海電鉄の列車を利用する場合、1日に何回乗車しても請求額が1日最大2200円に抑えられる。

新たにタッチ決済に対応する駅は、高野線の下古沢駅から極楽橋駅までの5駅。これにより南海電鉄の150駅中97駅でタッチ決済を利用できるようになる。12月1日以降もタッチ決済に対応しないのは、高野線(汐見橋線)・汐見橋~西天下茶屋の5駅と、多奈川線・深日町~多奈川の3駅。

「タッチ決済1日上限割サービス」の実証実験は2025年12月1日~2026年3月31日の4カ月間実施。タッチ決済対応カードやタッチ決済カードが設定されたスマートフォンなどで南海電鉄を利用し、1日に乗車した運賃の総額が2200円を超えた場合は超過分の運賃を割り引く。事前登録は不要だ。
難波~和歌山市を1日1往復する場合は所定運賃の1940円が請求される。一方、難波~高野山を1日1往復する場合は所定運賃が2860円だが、実際の請求額は所定運賃より660円安い2200円になる。

南海電鉄は実証実験について「年末年始を含む冬の観光シーズンに、関西空港から来られるインバウンドのお客さまや、国内のお客さまが大阪・なんばエリアや世界遺産の高野山などを巡る際に、便利にご利用いただきたいと考えています」としたうえで「お客さまのご利用状況の確認やデータ分析を行い、サービスの継続を検討していきます」としている。
タッチ決済による上限サービスは、福岡市営地下鉄(1日最大640円)や横浜市営地下鉄(1日最大740円)、新交通ゆりかもめ(1日最大820円)などで導入されている。
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