南海高野線「GRAN 天空」運行開始日やダイヤ決定、料金は低価格から高価格まで



南海電鉄は11月12日、高野線の新しい観光列車「GRAN 天空」を来年2026年4月24日から運行すると発表した。ダイヤや料金も同時に発表し、気軽に利用できる価格帯から食事・ドリンクが付く高価格帯まで4種類の座席を設ける。

「GRAN 天空」のイメージ。【画像:南海電鉄】

運行区間は難波~極楽橋の63.8km。基本的に毎日運行だが毎週水曜日と第2・4木曜日は運行しない。ただし水曜日が祝日の場合は翌日運休とし、第2・4木曜日が祝日の場合は運行する。運行時刻は次の通り。

平日

1号:難波9時00分発→極楽橋10時30分着
3号:難波12時45分発→極楽橋14時20分着

2号:極楽橋10時46分発→難波12時13分着
4号:極楽橋14時58分発→難波16時27分着

土曜・休日

1号:難波9時00分発→極楽橋10時30分着
3号:難波12時45分発→極楽橋14時20分着

2号:極楽橋10時48分発→難波12時13分着
4号:極楽橋14時58分発→難波16時26分着

停車駅は、難波・新今宮・天下茶屋・堺東・金剛・河内長野・林間田園都市・橋本・九度山・極楽橋の10駅。

「GRAN 天空」の停車駅。【画像:南海電鉄】

車両は「GRAN 天空」専用の4両編成。座席種別は4種類で、1号車に「リラックスシート」(24席)、2号車に「ワイドビューシート」(30席)、4号車に「グランシート」「グランシートプラス」(16席)を設ける。3号車は「ロビーラウンジ」とし、軽食や土産物などを販売する。

リラックスシートは横2+1列のリクライニングシート。ワイドビューシートは車窓を楽しめるよう座席を配置する。グランシート・グランシートプラスは最大4人掛けのソファ席。このうちグランシートプラスは「こだわりのテーブルやソファをご用意しており、より特別な空間でお食事をお楽しみいただけます」(南海電鉄)としている。

1号車「リクライニングシート」のイメージ。【画像:南海電鉄】
2号車「ワイドビューシート」のイメージ。【画像:南海電鉄】
3号車「ロビーラウンジ」のイメージ。【画像:南海電鉄】
4号車「グランシート」のイメージ。【画像:南海電鉄】

利用に際しては運賃に加え「GRAN 天空」の利用料金も必要だ。1・2号車の料金は、難波・新今宮・天下茶屋・堺東の4駅から極楽橋駅までが1700円で、運賃を含める3130円。これ以外の区間は料金が1100円。運賃・料金の合計は1840円だ。いずれも子供はほぼ半額だが、子供のみの利用はできない。

4号車のグランシート・グランシートプラスは二人以上から利用でき、利用人数や運行時間帯に応じた食事メニューの変化で料金が変動する場合がある。子供のみの利用はできない。

南海電鉄が今回示した料金(4人利用時の一人あたりの額)によると、グランシートは食事+フリードリンク付きで大人1万3430円・子供1万1870円。ワンドリンク付きは大人5510円・子供3950円になる。グランシートプラスは食事+フリードリンク付きが大人1万4180円・子供1万2620円で、ワンドリンク付きは大人6260円・子供4700円。

南海電鉄は運行開始に先立ち、2026年3月29日に「お披露目会」を実施する計画。詳細は決定次第案内するとしている。

「GRAN 天空」は高野線の橋本~極楽橋で現在運行している「天空」に代わる新しい観光列車。南海電鉄は「落ち着いた空間と心を込めたおもてなしで、誰もが心穏やかな時間を過ごすことができる旅をお客さまにお届けすることを目指しています」としている。

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