南海高野線の観光列車「天空」定期運行の終了日が決定 新観光列車と入れ替わり



南海電鉄は9月24日、高野線の観光列車「天空」の定期運行を来年2026年3月20日に終了すると発表した。

定期運行を終了する「天空」。【画像:南海電鉄】

「天空」は2009年に定期運行を開始。2200系電車を改造した2両編成の専用車両を使用し、高野線の橋本~極楽橋で運行されている。今年2025年8月末までに合計約43万人が乗車した。

「天空」の車内。【画像:南海電鉄】

南海電鉄は定期運行の終了に際してイベントなどを実施する考え。定期運行終了後の「天空」は当面のあいだ、団体専用列車として不定期で運行するとしている。不定期運行も含めた終了時期は今回明らかにしていない。

「天空」に代わる「新たな観光列車」のイメージ。【画像:南海電鉄】

南海電鉄は「新たな観光列車」を2025年度末に運行を開始する予定で、「天空」と入れ替わりになる形。2000系電車を改造した4両編成の専用車両を使用し、難波~極楽橋を走る。

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