北大阪急行電鉄が開業50周年でラッピング列車 1970年の万博イメージ



北大阪急行電鉄は2月24日から、同社の鉄道路線の開業50周年を記念したラッピング列車を運転する。9月30日まで、大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)御堂筋線への乗り入れ区間を含む千里中央~なかもず間で運転される。

ラッピング列車のイメージ(9001号)。【画像:阪急阪神ホールディングス】

車両は9000形電車の第9001編成を使用。10両のうち編成両端の先頭車2両(9001・9901号)に装飾を施す。大阪府などから提供された日本万国博覧会(1970年の大阪万博)の写真を使い、北大阪急行電鉄のキャラクター「北鳩家族」が当時の大阪万博を訪れる様子を描いたという。

北大阪急行電鉄は阪急電鉄や大阪府が出資する鉄道会社。大阪万博のアクセス路線として1970年2月24日、江坂駅から千里中央駅(仮設)を経て会場最寄り駅となる万国博中央口までの区間を開業。同時に大阪市営地下鉄(現在の大阪メトロ)御堂筋線との相互直通運転を開始した。

万博の閉幕後は会場に乗り入れる区間を廃止し、現在の千里中央駅(本設)が開業した。2023年度には千里中央~箕面萱野間が延伸開業の予定。