JR九州のQRチケットレス乗車「すべての在来線特急」利用可能に 機能改善も



JR九州は6月27日、QRコードを使用したチケットレスサービス「QRチケレス」について、利用可能エリアを拡大すると発表した。同社管内のすべての在来線特急などで利用できるようになる。

JR九州の在来線特急。【画像:KUZUHA/写真AC】

現在の利用可能エリアは、鹿児島本線・門司港~久留米や日豊本線・西小倉~佐伯など九州北部を中心とした在来線特急と観光列車「D&S列車」、西九州新幹線。7月8日以降の予約分からは日豊本線・佐伯~鹿児島などに拡大し、JR九州のすべての在来線特急とD&S列車でもQRチケレスを利用できるようになる。「或る列車」や「かんぱちいちろく」など旅行商品のみ購入可能な列車は対象外。

現在のサービスエリアと拡大後のサービスエリア。【画像:JR九州】

QRチケレスは昨年2024年9月からJR九州が展開している、ネット予約サービスの新たな乗車サービス。予約時に発行されるQRコードをスマートフォンの画面に表示すると、改札機にQRコードをタッチすることで乗車できる。紙の切符に引き換える必要はない。

このほか、QRチケレスの機能改善を7月31日に実施。複数名予約分のQRチケットをJR九州アプリ内で表示できるようにするほか、改札通過と同時にQRチケットを自動で入場済(緑色)、出場済(灰色)に変更する。

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