商船三井のクルーズ船「にっぽん丸」引退へ 地球133周分、60万人以上が利用



商船三井クルーズは6月5日、同社が運用するクルーズ客船「にっぽん丸」が来年2026年5月に引退すると発表した。

2026年5月に引退する「にっぽん丸」。【画像:商船三井クルーズ】

現在の「にっぽん丸」は1990年に就航した3代目。商船三井クルーズによると、今年2025年3月までに約533万km(地球約133周分)、2000本以上のクルーズを実施して国内外400以上の港寄港。60万人以上が利用したという。

2026年5月に引退する「にっぽん丸」。【画像:商船三井クルーズ】

2026年5月10日に横浜へ帰着するクルーズをもって引退し、同年には「新しい船」が就航する予定。商船三井クルーズは「新しい船で、にっぽん丸で培った伝統や経験を受け継ぎ、日本のクルーズ会社ならではのおもてなしをお届けしてまいります」としている。

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