大井川鐵道のSL列車「かわね路」平日を中心に運休 「ELかわね路」や長距離鈍行も



静岡県の大井川鐵道は4月2日、SL列車「かわね路」の今後の運転計画を発表した。新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、平日を中心に運転を中止する。

大井川鐵道のSL列車「かわね路」。【画像:ジュンP/写真AC】

4月4日~5月6日は土曜・休日のみ原則として「かわね路1・2号」の上下各1本を運転。5月2・3日は「かわね路1・2・13・14号」の上下各2本を運転する予定だ。4月6日~5月1日の平日(月~金曜)は「かわね路」全列車の運転を休止する。

5月7日以降は5月12・13日を除いて「かわね路1・2号」を運転する計画だが、大井川鐵道は「今後の状況により、運転休止となる場合もございます」としている。

このほか、電気機関車が客車をけん引するEL列車「ELかわね路13・14号」(5月4・5日)が運転を中止。4月25日に実施する計画だった「長距離鈍行列車ツアー」も催行を中止する。また、駅の売店などは営業時間を短縮するなどの対策を講じる。

大井川鐵道は大井川本線の新金谷~千頭間でSL列車「かわね路」を運転。ほかの鉄道会社のSL列車の多くは土曜・休日を中心に運転されているが、大井川鐵道のSL列車は平日も含めほぼ毎日運転されているのが特徴だが、同社は「新型コロナウイルス感染症の拡大状況を考慮」し、一部の日の運休を決めたという。