阪堺電軌モ161形「臨時運行」ゴールデンウィークの3日間 国内の現役車両では最古



阪堺電軌は5月3~5日の3日間、国内の現役車両としては最も古い「モ161形」を臨時運行する。

モ161形の161号。【撮影:草町義和】

期間中に1日5本を運行する予定。通常の運賃で乗車でき、追加料金は不要だ。ただし点検やダイヤの乱れなどにより、ほかの車両で運行したり運行自体を取りやめる場合がある。運行予定時刻は次の通り。

モ161形の162号。【画像:阪堺電軌】

我孫子道8時58分発→浜寺駅前9時26分着
浜寺駅前9時35分発→天王寺駅前10時31分着
天王寺駅前10時37分発→我孫子道10時59分着
我孫子道11時12分発→天王寺駅前11時37分着
天王寺駅前11時43分発→我孫子道12時05分着

運行当日は南海電鉄の公式アプリでモ161形の走行位置をリアルタイムで確認できる。

モ161形は1928年から1931年にかけ15両が製造された電車。161号と162号の2両が営業運行できる状態で残っている。最初の製造から今年2025年で97年。日本の鉄軌道車両としては現役最古だ。老朽化のため実際に運転される機会は減っている。

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