岡山市内の路面電車を運営する岡山電軌は3月25日、現在の岡山駅前停留場の乗車ホームを廃止すると発表した。岡山駅前広場への乗り入れ工事の一環。
現在の岡山駅前停留場は乗車ホームと降車ホームの二つに分かれている。岡山電軌は秋ごろに乗車ホームを廃止し、現在の降車ホームを乗車・降車共用ホームとして運用する。

岡山駅前停留場は交差点を挟んでJR岡山駅から離れている。このため岡山駅前広場に乗り入れて乗り継ぎ利便性の向上を図ることが計画された。完成するとJR線と路面電車の乗り換え時間が1分30秒~3分ほど短縮される。現在の岡山駅前停留場は現在の降車ホームのみ乗車・降車共用ホームとして存続するが、停留場の名称は変わるとみられる。


2020年に軌道特許を受けた時点では2023年度の開業を予定していたが、関係する法令の解釈ミスなどで工事が遅延。現在は2026年度末の開業を予定している。
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