ベトナムの南北高速鉄道「計画再開」へ 最高速度350km/h、国会が投資計画承認



ベトナムの南北高速鉄道計画が再び動き出す。ベトナム国会は11月30日、南北高速鉄道の投資計画を承認した。2027年の着工、2035年の完成を目指す。

ベトナム南北高速鉄道のイメージ。【画像:ベトナム運輸省】

ベトナム運輸省が示した計画によると、南北高速鉄道はベトナム北部の首都ハノイと南部のホーチミンの約1541kmを結び、旅客23駅と貨物5駅を設ける。軌間1435mmの複線で荷重は1軸あたり22.5t。設計最高速度は350km/hになる。旅客輸送のほか必要に応じて物資輸送も行うという。

現在のハノイ~ホーチミンの所要時間は鉄道で30時間程度だが、南北高速鉄道が完成すると最短で5時間20分に短縮される。投資額は約1713兆5480億ドン(約10兆1100億円)で自国資金での建設を目指す。技術面では外国からの支援を受けることになるとみられるが、詳細は決まっていない。

ベトナム南北高速鉄道のルートや仕様など。【画像:ベトナム運輸省】

南北高速鉄道は2007年に構想が浮上。日本の新幹線を導入することが考えられていたが、膨大な投資額が懸念され2010年の国会で否決された。のちに最高速度を200km/h程度に下げた準高速鉄道の整備案が浮上したが、2016年以降は2010年に否決された従来計画ベースでの再検討が行われるなど不透明な情勢が続いていた。

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