JR東海+私鉄16社の乗り放題パス「リニューアル」利用期間の制約緩和、ネット予約も



JR東海は2月21日、JR線と私鉄・第三セクター鉄道が乗り放題のフリーパス「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」をリニューアルすると発表した。発売額や利用できる範囲は変わらないが、利用期間の制約を緩和する。

「乗り鉄☆たびきっぷ」で利用できる高山本線の普通列車。【撮影:草町義和】

現在の利用期間は「土休日の連続する2日間」で平日は利用できないが、リニューアル後は「土休日を利用開始日とする連続する2日間」に。休日の翌日の平日も利用できる。2025年の場合、7月21日(月・祝)~7月22日(火)などの利用が可能だ。

発売場所はフリー区間内にあるJR東海の駅などに加え、JR西日本の予約サイト「e5489」でも発売を開始する。e5489で予約した切符の受取場所はフリー区間内のJR東海のおもな駅に限られる。このほか、在来線の利用時は自動改札機を利用できるようにする。

「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」は、JR東海が運営する鉄道路線を2日間自由乗り降りできるフリーパス。伊豆箱根鉄道駿豆線や近江鉄道など私鉄・第三セクター16社の鉄道路線も利用できる。

近江鉄道など一部の私鉄や第三セクター鉄道も「乗り鉄☆たびきっぷ」で利用できる。【撮影:草町義和】

利用できる列車・座席は快速・普通列車の普通車自由席だが、特急券や急行券を別に購入すれば在来線の特急列車や急行列車が利用可能。東海道新幹線・熱海~米原の「ひかり」「こだま」も特急券を別に購入すれば4回まで利用できる。

発売額は大人8620円・子供4040円。リニューアル実施日は発売開始が4月1日営業開始からで、e5489での購入は同日5時30分から。利用開始は4月4日乗車分からになる。

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