高知市のバス会社「高知駅前観光」は1月30日、フルフラットシート「ソメイユプロフォン」を搭載した高速バスのモニター運行を3月に行うと発表した。体を完全に横にすることができる「寝台バス」といえるもの。高知～東京で運行する。
ソメイユプロフォンはバス専用のフルフラットシート。1ユニット前後2席で構成され、上下2段のフルフラットシートに展開できる。フルフラット時の寸法は長さが180cm、シート幅が48cm。車両のタイプにもよるが、最大12ユニットの設置が可能だ。高知駅前観光は車両保安基準と国土交通省のガイドラインに適合しているとしている。
国土交通省は昨年2024年11月、フルフラットシートを備えた高速バスの安全性に関するガイドラインを公表。海外の一部の国でみられる「寝台バス」が、日本でも運行される可能性が高まっていた。
3月中のモニター運行は週1回の往復便。日程は高知発3月4日～東京発3月5日、高知発3月11日～東京発3月12日、高知発3月18日～東京発3月19日、高知発3月25日～東京発3月26日になる。高知から徳島を経由して東京ディズニーランドまで走る。販売価格は高知～東京で片道7300円。2月7日12時から予約サイト「発車オ～ライネット」で受け付ける。4月以降の運行日は今後、随時案内する。
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