台湾鉄路の新型特急EMU3000形に「ビジネスクラス」 3列席、限定弁当も提供



台湾鉄路管理局は11月13日、新型特急EMU3000形に連結される商務車(ビジネスクラス、日本のグリーン車に相当)のサービス内容などを発表した。愛称は「騰雲座艙」。

EMU3000形に連結される商務車「騰雲座艙」。【画像:台湾鉄路】

30人分の座席を横3列(2+1列)で配置し、座席を広くした。USBコンセントと110V充電コンセントを設けるほか、無料のWi-Fiサービスも提供する。

騰雲座艙では食事や飲み物も提供。食事は騰雲座艙限定の弁当やアイスクリーム、パイナップル・アップルケーキなどを提供。飲み物はスパークリング・ウォーターやコーヒーなどを提供する。騰雲座艙の予約時に食事と飲み物を選択できる。

騰雲座艙では食事や飲み物のサービスもある。【画像:台湾鉄路】
騰雲座艙の限定弁当。【画像:台湾鉄路】

運賃は台北~台東間344.9kmの場合、一般車が783台湾ドル(約3200円)なのに対し、騰雲座艙は約1.4倍の1145台湾ドル(約4700円)。台北~宜蘭間95.9kmの騰雲座艙は一般車(218台湾ドル=約900円)の約2.2倍、485台湾ドル(約2000円)だ。50km以内の区間では騰雲座艙の切符は発売されない。

商務車の愛称は命名企画により募集され「騰雲座艙」に決まった。愛称の決定に伴いロゴマークが制作され、EMU3000形の外観にあわせて黒と灰色でデザインされた。車内や駅のホームなどで使用される。

騰雲座艙のロゴマーク。【画像:台湾鉄路】

EMU3000形は日立製作所と台湾アジアパシフィックが台湾鉄路から受注した都市間特急列車向けの新型車両。7月に最初の編成が現地に搬入された。12月29日から自強号(日本の在来線特急に相当)として営業運転が始まる予定だ。

試験運転中のEMU3000形。【画像:jason199567/CC BY-SA 2.0】

1編成の車両数は従来型のTEMU1000形とTEMU2000形が8両だったのに対し、EMU3000形は4両増え12両となった。現在の台湾鉄路の特急列車は座席種別が1種類だけのモノクラス制だが、EMU3000形では12両編成中の1両(6号車)を商務車とし、一般車との2種類になった。

《関連記事》
台湾鉄路の新型特急「EMU3000」12月29日デビューへ まず東部幹線の自強号
台湾の客車普通列車「普快車」に乗る 懐かしい「展望室」「手動ドア」もうすぐ終了