武蔵小杉駅の横須賀線ホーム増設が認可 新ホームは下り専用、現ホームは上り専用に



JR東日本の横浜支社は3月26日、JR武蔵小杉駅で計画している横須賀線ホームの増設について、国の認可が得られたと発表した。2022年度末頃の完成を目指す。

武蔵小杉駅のホーム増設後のイメージ。【画像:JR東日本】

横須賀線ホームは現在、上下線のあいだに島式ホームを1面設置しているが、下り線の外側に新しい下り線ホームを増設し、現在のホームは上り線専用ホームになり、下り線側には柵を設置する。昨年2019年12月からヤードの整備を始めており、今年2020年4月から工事に着手する予定。2022年度末頃には新下り線ホームの使用を開始する予定だ。

新下り線ホームは全長311mで15両編成に対応。幅は約5mとし、階段2カ所とエレベーター1基、エスカレーター2基を設ける。コンコースは新下り線ホームの階段・エレベーター・エスカレーターの通路となる部分の拡張が行われる。

JRの武蔵小杉駅は1927年11月、現在の南武線の駅として開業。2010年には同駅付近で交差する東海道本線バイパス支線(品鶴線)にも横須賀線ホームが整備され、横須賀線のほか湘南新宿ライン、特急「成田エクスプレス」などが停車するようになった。横浜支社はホームの増設により抜本的な混雑緩和を目指すとしている。

新しい下り線ホームのイメージ。右側に見える既設ホームは上り線専用になり、下り線側には柵が設けられる。【画像:JR東日本】
武蔵小杉駅各施設の位置のイメージ。【画像:JR東日本】