熊本市電の新型車両2400形「運行開始日」決定 低床車の増便や時刻統一も



熊本市の大西一史市長は11月8日、熊本市電に導入する新型車両「2400形電車」の営業運行を11月24日に開始すると発表した。バリアフリーに対応した低床電車の運行本数を増やす。

11月24日から営業運行が始まる2400形。【画像:熊本市】

低床電車の運行本数は現在、平日が55本で土曜・休日は53本。2400形の導入後は平日が29%増の71本、土曜・休日が26%増の67本になる。また、低床電車の発車時刻を統一。10~16時台の健軍町停留場の場合、A系統の発車時刻は毎時25分(11・13・15時台は毎時25・45分)、B系統の発車時刻は毎時59分(10時台は毎時00・59分分)とする。

2400形の導入に伴い低床電車の発車時刻を統一する。【画像:熊本市】

熊本市電では1997年から床を低くして乗り場との段差を縮小した低床電車を導入している。これまで導入した低床電車は2車体連節で定員は1編成80人前後だが、新型の2400形は3車体連節に増やして定員も112人に増強している。

営業運行開始の前日(11月23日)には出発式が開催される予定。

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