熊本市交通局は10月25日、熊本市電で新しい方式QRコード決済を導入すると発表した。従来のQRコード決済より利用できるブランドが増え、海外ブランドも利用できる。11月1日から全車両に導入する。

新しいQRコード決済では、乗車時は何もせず乗車。乗車中、車内に掲示している運賃支払専用QRコードをスマートフォンで読み取り、支払い運賃を入力する。降車の際、スマホの支払い画面を乗務員に提示して支払い確定ボタンを押すことで決済が完了する。

支払い可能な運賃は普通旅客運賃(大人180円・子供90円)と障害者等割引運賃(大人90円・子供50円)。PayPayや楽天ペイなどの日本ブランドのほか中国のAlipay、台湾のJKO Pay、韓国のKakao Payなど海外を含む22ブランドに対応する。

車内に掲示される支払い専用QRコードは長方形タイプとつり革タイプがあり、つり革タイプは実際のつり革と並ぶようにしてい掲示される。利用するブランドによって読み取るQRコードが異なり、楽天Pay・auPAY・d払いは緑枠、PayPayと海外ブランドは赤枠のQRコードを読み取る。
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