えちぜん鉄道と福井鉄道は9月6日、JR西日本が展開している交通系ICカード「ICOCA」を導入すると発表した。10月11日の始発から利用できるようになる。
ICOCAが導入されるのは、えちぜん鉄道の勝山永平寺線と三国芦原線、福井鉄道の福武線。えちぜん鉄道と福井鉄道の両社線に乗り入れる相互直通系統「フェニックス田原町ライン」でも利用できる。Suicaなど全国交通系ICカードも利用可能だ。
定期券を含むICOCAカードを販売する取扱窓口は、えちぜん鉄道が福井・福井口・越前開発・越前新保・観音町・松岡・永平寺口・勝山・西別院・田原町・福大前西福井の各駅。福井鉄道はたけふ新・神明・浅水・田原町の各駅と福井駅西口のまちなか案内所になる。10月11日の各窓口の営業開始から販売する。
福井県内では北陸新幹線・金沢~敦賀の延伸開業に先立ち、2月に福井鉄道バスと京福バスがICOCAを導入していた。ハピラインふくい線(旧・北陸本線)はJR西日本時代の2018年に導入。今年2024年3月のハピラインふくいへの経営移管後も引き続きICOCAを利用できる。
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