西武鉄道6000系「30周年」記念切符 「限定版」と「通常版」の2種類



西武鉄道は通勤車両の6000系が6月1日にデビュー30周年を迎えるのにあわせ、「6000系デビュー30周年記念乗車券」を発売する。硬券乗車券と台紙のセットで、発売額は1セット1000円。

「6000系デビュー30周年記念乗車券」(電車フェスタ限定版)の台紙イメージ。【画像:西武鉄道】

発売されるのは2種類で、1種類目は6月4日に開催される「西武・電車フェスタ2022 in 武蔵丘車両検修場」の限定版。行先表示を「急行 武蔵丘」とした6000系のイラストを台紙にデザインする。

硬券乗車券は「池袋から410円区間ゆき」「西武新宿から410円区間ゆき」「高麗から180円区間ゆき」の3枚。6月4日の「電車フェスタ」会場でのみ発売される。「電車フェスタ」直通ツアー列車の参加者には、この記念切符が特典として付く。

記念切符には3枚の硬券が付く。【画像:西武鉄道】

2種類目は通常版として6月25日から発売される。台紙はステンレス製の車体をイメージしたデザイン。このほか、西武池袋線の開業100周年記念事業として運行された「黄色い6000系系電車」など、6000系のさまざまな姿の写真が使われている。

硬券乗車券は「池袋から410円区間ゆき」「西武新宿から410円区間ゆき」「玉川上水から180円区間ゆき」の3枚。池袋・練馬・石神井公園・所沢・飯能・西武新宿・上石神井・田無・本川越・玉川上水の10駅で6月25日7時から発売される。

「6000系デビュー30周年記念乗車券」(通常版)の台紙イメージ。【画像:西武鉄道】
通常版も3枚の硬券付きだがデザインや区間が異なる。【画像:西武鉄道】

6000系は営団地下鉄(現在の東京メトロ)有楽町線への直通用として1992年6月1日にデビュー。1998年までに250両が製造された。外装は青い帯をまとい、「黄色い電車」という従来の西武鉄道のイメージを一新。当初は軽量ステンレス車体だったが、1996年度以降の製造分はアルミ車体を採用するなど製造時期によって仕様が変化している。

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