福井のバス2社が交通系ICカード「ICOCA」導入 定期券も利用可能



福井県内の路線バスを運行している福井鉄道・京福バスの2社とJR西日本は1月11日、福井鉄道バスと京福バスにJR西日本の交通系ICカード「ICOCA」を導入すると発表した。2月24日からサービスを開始する。

ICOCAが導入される京福バス。【画像:キューティー吉本/写真AC】

福井鉄道は同社が運行する路線バス(フェリー線・大島線・本郷線を除く)とコミュニティバス(越前市市民バス・越前町コミュニティバスを除く)にICOCAを導入。ICOCAのほかSuicaなど全国相互利用サービスに対応した10種類の交通系ICカードで運賃の支払いが可能だ。

ICOCAによる定期券(バスICOCA定期券)も発売し、嶺南地域を除く路線を対象に福井鉄道のICOCA窓口で取り扱う。

京福バスはコミュニティバスなど一部路線を除き路線バス全線にICOCAを導入。ICOCAや全国相互利用サービスに対応した交通系ICカードで利用できる。JR西日本のポイントサービス「WESTERポイント(チャージ専用)」も導入する。

バスICOCA定期券はICカード導入路線ならどのエリアでも利用でき、京福バス販売所で取り扱う。一方、ICOCAの導入に伴い金額式回数券などの発売を終了する。

福井鉄道は交通系ICカードの導入により「スムーズな乗降による運行時間短縮等、お客様の利便性の向上が期待されます」とし、京福バスも「ICカードは他の交通機関や商業施設等でも使用できることから、相互利用によりバスの新規利用の拡大を図ります」としている。

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