東京メトロ虎ノ門ヒルズ駅開業で乗り換え制限時間を2倍に 乗換駅も増えて運賃安く



東京メトロは5月14日、日比谷線・虎ノ門ヒルズ駅(東京都港区)の開業にあわせ、路線の乗り換えに関するルールを6月6日から一部変更すると発表した。乗り換えできる駅を増やすほか、改札外での乗り換えの制限時間を拡大する。

新たに乗換駅になる虎ノ門ヒルズ駅・虎ノ門駅と銀座駅・銀座一丁目駅。【画像:東京メトロ】

新たに乗換駅になるのは、虎ノ門駅(銀座線)~虎ノ門ヒルズ駅(日比谷線)と銀座駅(銀座線・丸ノ内線・日比谷線)~銀座一丁目駅(有楽町線)の2カ所。

虎ノ門駅と虎ノ門ヒルズ駅は400~500mほど離れており、地上の道路のほか地下歩行者通路を使って乗り換えることができる。銀座駅と銀座一丁目駅は地上の道路を歩いて200~300mほどの距離。

新たな乗換駅の設定により、利用するルートによっては距離が短縮。所要時間が短くなるほか、運賃も安くなる。銀座線の新橋駅から日比谷線の広尾駅に向かう場合、現在は銀座駅での乗り換えで所要時間は約18分、ICカード運賃は199円。6月6日以降は虎ノ門駅・虎ノ門ヒルズ駅の乗り換えで所要時間は4分短い約14分で、ICカード運賃も31円安い168円になる。

虎ノ門駅と虎ノ門ヒルズ駅の乗り換えルート。【画像:東京メトロ】
銀座駅と銀座一丁目駅の乗り換えルート。【画像:東京メトロ】

このほか、改札外の乗換駅として設定されている各駅間での乗り換えの制限時間も変更される。現在は改札を出てから乗換先の改札に入るまでの制限時間が30分だが、6月6日以降は2倍の60分に変わる。

6月6日以降の改札外乗換駅は次の通り。東西線と半蔵門線・都営新宿線の九段下駅も以前は改札外の乗換駅だったが、3月14日に改札内のコンコースが一体化し、改札外での乗り換えが不要になった。

上野駅(銀座線と日比谷線)
上野広小路駅~仲御徒町駅(銀座線と日比谷線)
三越前駅(銀座線と半蔵門線)
渋谷駅(銀座線と副都心線)
池袋駅(丸ノ内線と副都心線)(丸ノ内線・副都心線と有楽町線)
淡路町駅~新御茶ノ水駅(丸ノ内線と千代田線)
新宿三丁目駅(丸ノ内線と副都心線)
日比谷駅~有楽町駅(日比谷線・千代田線と有楽町線)
虎ノ門駅~虎ノ門ヒルズ駅(銀座線と日比谷線)
大手町駅
(丸ノ内線と東西線・千代田線・半蔵門線)
(東西線と丸ノ内線・千代田線・半蔵門線)
(千代田線と丸ノ内線・東西線・半蔵門線)
(半蔵門線と丸ノ内線・千代田線・東西線)
飯田橋駅(東西線と有楽町線・南北線)
人形町駅~水天宮前駅(日比谷線と半蔵門線)
築地駅~新富町駅(日比谷線と有楽町線)
銀座駅~銀座一丁目駅(銀座線・丸ノ内線・日比谷線と有楽町線)