長野電鉄は8月9日、特急列車を9月から12月にかけ半分に減便すると発表した。運転士不足で運行本数の維持が難しくなったため。

9月11日から12月10日の期間、1日20本の特急列車のうち10本を運休する。運用する車両は平日が2100系電車「スノーモンキー」で土曜・休日は1000系電車「ゆけむり」。この期間中は「スノーモンキー」の個室を除き全席自由席になる。
運休する特急列車は次の通り。
●湯田中方面
須坂発9時9分
長野発11時33分・14時27分・15時32分・18時00分
●長野方面
湯田中発9時54分・12時31分・15時34分・16時45分
信州中野発18時58分
イベント列車は「北信濃ワインバレー列車」が来年2025年1月中旬にかけ一部運休。例年秋ごろに運行している「ワイントレイン」は今年2024年の運行を見合わせる。

地方の鉄道では運転士不足による減便が相次いでいる。長野電鉄も今回の減便について「鉄道運転士の退職に伴う慢性的な人員不足が続く中、中途採用および新規運転士の養成を行いながら補充してまいりましたが、現在の運行本数を維持することができなくなりました」としている。
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