東北「大雨」運休線区(2024年7月31日16時40分) 大船渡線と秋田内陸線は全線再開めど



国土交通省と鉄道各社によると、7月25日からの大雨の影響で運休している東北地方の各線区の状況は次の通り(7月31日16時40分まとめ)。

JR東日本

●山形新幹線:山形~新庄 ※奥羽本線(山形線)乗り入れ区間
・8月1日から山形~大石田で一部列車の運転再開(通常の8割程度)。
・8月1日から大石田~新庄で代行バス運転(途中駅通過)。
・大石田~新庄の運転再開は8月中旬ごろの見込み。

●奥羽本線(山形線):村山~新庄
・芦沢~新庄で土砂流出など。
・8月1日から村山~大石田で一部列車の運転再開(通常の6割程度)。
・大石田~新庄の運転再開は8月中旬ごろの見込み。

●奥羽本線:新庄~院内
・新庄~大滝で土砂流出など。
・代行輸送は行っていない。
・再開時期のめどは立っていない。

●陸羽東線:鳴子温泉~新庄
・中山平温泉~南新庄で土砂流出など。
・代行輸送は行っていない。
・再開時期のめどは立っていない。

●陸羽西線(代行バス):新庄~酒田(余目)
・道路工事に伴う長期運休で設定されていた代行バスが運休中。

●大船渡線:一ノ関~気仙沼
・一ノ関~真滝で土砂流出。
・代行輸送は行っていない。
・8月10日前後に運転再開の見込み。

線路脇の法面の復旧作業が行われている大船渡線(2024年7月30日)。【画像:JR東日本】

秋田内陸縦貫鉄道

●秋田内陸線:鷹巣~比立内
・米内沢~萱草で土砂流入など。
・鷹巣~阿仁合は8月5月の運転再開見込み
・鷹巣~阿仁合の再開にあわせ阿仁合~比立内で代行バス運転。
・阿仁合~比立内は8月中旬ごろ(お盆前)の再開見込み。

JRは山形新幹線と奥羽本線(山形線)が8月中旬にも全線再開の見込み。大船渡線も全線再開のめどが立った。一方で奥羽本線・新庄~院内と陸羽東線・鳴子温泉~新庄は再開のめどが立っていない。秋田内陸縦貫鉄道は全線再開のめどが立った。