大阪メトロと北大阪急行電鉄の2社は7月10日、大阪メトロ御堂筋線と北大阪急行線の短距離区間での乗継割引を改定すると発表した。適用範囲を拡大するとともに割引額も引き上げ、一部の区間で運賃を値下げする。
現在の適用範囲は御堂筋線側が新大阪駅と東三国駅で、北大阪急行線側は緑地公園駅と桃山台駅。割引額は20円だ。新大阪~桃山台を利用する場合、2社の運賃をそのまま合算すると320円だが、乗継割引の適用で20円差し引かれて300円になる。
改定後は北大阪急行線側の適用範囲を江坂~箕面萱野の全線に拡大。割引額は現行額の2倍になる40円に引き上げる。改定後の実際の運賃は新大阪~桃山台が20円値下げの280円。新大阪~千里中央では40円値下げの290円、新大阪~箕面萱野も40円値下げの430円になる。
乗継割引の改定は大阪メトロ中央線・コスモスクエア~夢洲の延伸開業日にあわせて実施する。2社は「北大阪急行線内の適用範囲を箕面萱野駅まで拡大し、御堂筋線北部と北大阪急行のエリア間の移動を促進することで、沿線エリアの魅力向上を図ります」としている。
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