小海線の岩村田駅「駅舎建替」膜屋根を整備、混雑緩和の施策も



JR東日本の長野支社は4月25日、小海線・岩村田駅(長野県佐久市)の駅舎を建て替えると発表した。6月から工事を始める。

岩村田駅の新しい駅舎のイメージ。【画像:JR東日本】

新しい駅舎は木造平屋建て。コンセプトは「地域の皆さまがより快適に利用でき、地域交流の拠点として賑わいをもたらす新しい駅」で、大きな膜屋根とベンチを設けるほか、長野県産の木材を使用する。また、上りホームの幅を拡大して通勤・通学時間帯の混雑緩和を図る。

延床面積は約67平方mで、膜屋根は約85平方m。使用開始時期は来年2025年3月の予定だ。

新駅舎は膜屋根も設ける。【画像:JR東日本】
岩村田駅の現在の駅舎。【画像:JR東日本】

岩村田駅は1915年に開業。長野支社によると、現在の駅舎は設置から88年が経過して老朽化が進んでいることから建て替えることにしたという。

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